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第1回SPQO安全保障体制検討会議事録

――議長
 暑い日が続いておりますなか、ご出席いただきありがとうございます。
 出席委員の皆様が定足数を充足を満たしましたので、これより第1回安全保障体制検討会を開催いたします。
 議題につきましては、ダーカー対策です。
 ご出席いただいた委員の方々から、忌憚なきご意見を拝聴できればと。
 では、早速船団統合政府元老院安全保障委員会に所属しておられるヌーヴェルゲヒト議員からお願いいたします。

――ヌーヴェルゲヒト議員
 元老院議員のヌーヴェルゲヒトです。職務暦はそこの紙に書いてあるとおりですので、早速本題に入らせていただきます。
 まず、当検討会の焦点となるべき事項は①ARKSの任務を拡大の件、②正規軍の制限措置の解除の件、の二点でございます。これ以上でもこれ以下でもない。
 これについてSPQO(※注元老院と市民のためのオラクル 統合政府の略称)の元老院連中の見解は、かなりの争いがみられます。
 まず、ARKSの活動範囲を拡大し、船団の防衛に供すべきであるという一派の見解があります。
 これについては、私としては大反対です。
 が、元老院の多数派はこれで現状を場当たり的にしのごうと考えているようです。
 一案として、船団内にダーカーが浸透した場合、ARKSを現場入りさせ、対策させると。
 まずは、この元老院の多数派の見解について、各出席委員の見解をお聞かせ願いたい。

――議長
 では、ARKSの件について意見のある方……ARKS事務局長ミルフィさま、どうぞ。

――ミルフィARKS事務局長
 ダーカー対策について長年の蓄積があるARKSの戦闘能力を、都市船防衛に供したいという元老院の見解は間違いではないといえます。
 しかしながら、ARKSの組織的特徴を申し上げれば、ご存知の通り、極度の個人主義なのです。
 その契約関係上、ARKSを強制的に戦闘に放り込むことはできず、ARKSの皆様に「お願い」する形でしか、その戦力を運用できないのです。
 ですから、我々は特殊インセンティブシステムを作り上げ、報酬で釣っているというのが実情でございます。
 ARKS事務局としては、元老院がARKS動員を求めるのでは協力を惜しみませんが、個々のARKSがちゃんと戦線に向かうかどうかは別問題です。もしも元老院がそれをお望みならば、臨時予算として、特殊インセンティブをなんとか志向させる予算を降ろしていただかないと、動員は困難であると考えます。

――議長
 ありがとうございます。では、第44宙間機動旅団のキァハ旅団長、お願いします。

――キァハ准将
 我々古いタイプの戦争屋としては、どうしてもダーカーとの戦いを組織戦として捉えてしまいます。
 そこで、失笑を買うかもしれませんが、このふるいフレームワークを用いて意見を述べさせていただきます。
 まず、ARKSに市民の避難誘導が可能であるとは思えません。
 ARKSの個人戦闘技能の高さは我々もトレーニングプログラムの参考とするほどに高度なものであると評価しているものの、集団を集団として運用する組織体としては薄弱な組織であるといわざるを得ません。
 このことから、市民の避難誘導、防衛線の展開、安全地域の確保、避難民支援を一体的に行うことは困難なのではないかと考えます。また、ARKSは忠誠心ではなく、どちらかといえば個人主義的性向が強いので、市民を助けるのにインセンティブが必要であるという、我々正規軍から考えると信じがたい現象が生じるでしょう。
 ですから、ARKSを仮に戦域に投射するというなら、市民のいないエリアになるかと考えます。

――議長
 質問提案権の行使がありました。キァハ准将に対して、ミルフィ事務局長からです

――ミルフィARKS事務局長
 キァハ准将に質問させていただきます。
 そもそも船団の外周を防衛している無人艦隊、それから、あなた方に代表される、宇宙空間での作戦遂行能力を有する宙間機動打撃編成の正規軍組織は、ダーカー侵攻時、いったい何をしていらっしゃったのですか?
 今回の襲撃は、なんとかARKSを動員して、ボランティア的に鎮圧いたしました。
 しかし、正規軍に動きはなかった。
 これは大きな責任があるのではないでしょうか?

――キァハ准将
 おっしゃる通りでして。
 ですが、正規軍(※船団統合政府一元型船団防衛軍の略称)は、元老院決議か、統合政府第一執政官の要請がないと動けません。
 本件では、その要請の事実がありませんでした。

――ミルフィARKS事務局長
 ですが、それは正規軍の独断をもって動くべきであり、事後承認をうければよいだけでは?

――キァハ准将
 それはあなたのように聡明な女性だけで船団政府を構成していたときだけ通用する理屈ですね。
 戦争というものが他の手段を以ってする外交の延長的性質を有していることから、軍の活動は政治的にならざるを得ないのです。古来より軍がクーデタにより政治的権力をにぎるような事態も生起しています。
 本当に、軍というものにはうんざりします。自由が利かない。動くべきときに動けない。
 まさに動脈硬化現象が起きているのです。

――ミルフィARKS事務局長
 分かりました。
 となれば、ARKSをこれからも市街地運用するという事実は公然化する可能性があると?

――キァハ准将
 それは政治レベルの問題ですので、あたしがどうこう言える問題ではありませんね。
 そっちの元老院の人にきいたらどうですか?

――議長
 キァハ准将、少々態度が……

――キァハ准将
 そりゃ態度だって悪くなるわよ。
 とりあえず責任を正規軍にでも押し付けておくかってのがミエミエじゃない。
 ARKSの連中は賢いから、この場を利用して権限拡大して、おまけに予算も搾り取ろうって感じだろうけど、元老院の連中は明らかにその無策の結果をこっちに丸投げしようとしてる。
 それを利用するARKSもARKSだけど、そういう場にしちゃえっていうヌーヴェルゲヒトのオッサンの態度に腹立つことこの上ないのよ。
 だって、あんたらの無決断で、どれだけの市民が(以下船団公務員法212条1項12号より機密保持のため削除)。
 政府広報じゃ、死者0でしょ?
 ホントは(以下船団公務員法212条1項12号より機密保持のため削除)。

――議長
 キァハ准将、委員会規則より、議長権限として退出を命じます

――キァハ准将
 ほらね。いっつもこうじゃん。マズイこと言ったら、大人の態度がなってないって追い出される。
 ゲヒトのオヤジは政治屋に染まりすぎてんのよ。
 若い頃のカッコイイ革命家みたいな雰囲気はどこへ行ったのやら……。

キァハ委員、退席

――議長
 では、ARKSの件について検討会の意見をまとめたいのですが

――ヌーヴェルゲヒト元老院議員
 ARKS提出案でいいでしょう。
 この資料によれば、ARKSを戦線に投入できる。
 要請という形式も崩していない。

――ミルフィARKS事務局長
 では、成案ということで。
 付記事項として、キァハ准将が懸念しておられた市民の避難誘導・保護についてですが、各船団自治政府の自治警察組織に一任することを提案します。

――ヌーヴェルゲヒト元老院議員
 ほほう。
 自治警察まで権限拡大ですか。
 まぁ、ARKSさんたちがどのような組織と友好関係を結ぼうと構いませんが。

――ミルフィARKS事務局長
 おっしゃる意味が分かりません。
 我々ARKS事務局は、自らの能力では補えないところを別組織にお願いしたいだけですが。

――ヌーヴェルゲヒト元老院議員
 ARKS退職後の再就職先として、自治警察の警官や職員が多く選ばれているという事実がある点から、邪推しただけです。申し訳ない。

――ミルフィARKS事務局長
 それは個人の能力と、適性の結果です。

――議長
 では、ARKSの権限について異論はないようですので、成案といたします。以後は検討会事務局レベルで調整し、元老院に提出しうる改正法案を策定いたします。
 次回からは、正規軍についての検討に移ります。皆様、お疲れ様でした。
 
 
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PSO2をプレイして、結構たちましたねぇ。
SEGAさんの公式サポーターになって随分たちました。

さて、ここにはテキストコンテンツしかありません。
華やかな画像やSS、イラストとは無縁ですのでご了承ください。
ななめ読みとかして楽しんで頂ければと思います。





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